KojiFukada

深田晃司映画監督

PROFILE

1980年生まれ、東京都出身。99年、映画美学校フィクションコースに入学、長・短編3本を自主制作。05年、平田オリザが主宰する劇団「青年団」に演出部として入団。06年、テンペラ画アニメーション作品「ざくろ屋敷 バルザック『人間喜劇』より」で、絵画の深澤研とともにパリ第3回KINOTAYO映画祭ソレイユドール新人賞受賞。08年、劇団青年団の俳優と共に作った映画『東京人間喜劇』が大阪シネドライブ大賞受賞。10年、『歓待』が東京国際映画祭日本映画「ある視点」作品賞、プチョン国際映画祭最優秀アジア映画賞受賞。13年、二階堂ふみ主演の『ほとりの朔子』がナント三大陸映画祭グランプリ&若い審査員賞をダブル受賞。15年、平田オリザ原作の『さようなら』公開、マドリード国際映画祭にてディアス・デ・シネ最優秀作品賞受賞。16年、『淵に立つ』で第69回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門審査委員賞受賞。第67回芸術選奨文部科学大臣新人賞受賞。18年、『海を駆ける』公開。フランス芸術文化勲章「シュバリエ」受勲。
19年、企画から携わった初となる連続ドラマ『本気のしるし』(星里もちる原作/名古屋テレビ放送制作)を演出、日本民間放送連盟賞番組部門「テレビドラマ番組」優秀賞受賞、また再編集をした劇場版がカンヌ国際映画祭オフィシャルセレクション2020に選出。22年、矢野顕子の同題曲からインスパイアされた『LOVE LIFE』公開。ヴェネチア国際映画祭コンペティション部門選出。
著書に小説「淵に立つ」(16年)、小説「海を駆ける」(18年)など。表現の現場調査団メンバー、action4cinema/日本版CNC設立を求める会理事、また21年5月まで特定非営利活動法人独立映画鍋の共同代表理事を務める。
第35回東京国際映画祭にて黒澤明賞を受賞。

フィルモグラフィー

『LOVE LIFE』(監督・脚本・編集)2022年9月9日劇場公開
出演:木村文乃・永山絢斗・砂田アトム・山崎紘菜・神野三鈴・田口トモロヲ
第79回ヴェネチア国際映画祭コンペティション部門正式出品
第14回TAMA映画賞・最優秀作品賞

『本気のしるし ≪劇場版≫』(20年・企画/監督/脚本(三谷伸太郎と共同)/編集)2020年10月9日公開
出演:森崎ウィン・土村芳・宇野祥平・石橋けい・福永朱梨・忍成修吾・北村有起哉
第73回カンヌ国際映画祭「Official Selection 2020」選出作品

中編『ヤルタ会談オンライン』(20年・企画/監督/編集 )
出演:松田弘子・島田曜蔵・緑川史絵
We Are One: A Global Film Festival プレミア上映

短編『move / 2020』(20年・監督/編集/音響)
出演:兵藤公美

SHINPA the Satellite Series #2 在宅映画制作

『よこがお』(19年・監督/脚本/編集)
出演:筒井真理子・市川実日子・池松壮亮・吹越満・大方斐紗子・川隅奈保子
ロカルノ国際映画祭コンペティション部門選出
トロント国際映画祭選出
ニューヨーク映画祭選出
台北金馬映画祭選出 他
毎日映画コンクール助演女優賞受賞(市川実日子)
芸術選奨文部科学大臣賞受賞(筒井真理子)
全国映連賞女優賞受賞(筒井真理子)

短編『ジェファソンの東』(18年・監督/脚本/エグゼクティブ・プロデューサー/撮影/編集)
出演:荻野友里、河村竜也、近藤強
We Are One: A Global Film Festival プレミア上映

『海を駆ける』(18年、監督/脚本/編集)
出演:ディーン・フジオカ、阿部純子、太賀、アディパティ・ドルケン・セカール・サリ、鶴田真由
釜山国際映画祭正式招待
高雄映画祭正式招待オープニング上映
ジョグジャカルタアジア映画祭正式招待オープニング上映

短編『鳥(仮)』(16年・監督/脚本/編集)
出演:井上三奈子、金子岳憲、木引優子

『淵に立つ』(16年、監督/脚本/編集)
出演:浅野忠信、筒井真理子、古舘寛治、太賀、真広佳奈、篠川桃音
カンヌ国際映画祭、「ある視点」部門審査員賞
ヨコハマ映画祭、主演女優賞(筒井真理子)最優秀新人賞(太賀)
高崎映画祭、最優秀作品賞、最優秀主演女優賞(筒井真理子)
毎日映画コンクール、女優主演賞(筒井真理子)
芸術選奨文部科学大臣新人賞(深田晃司)
アジア・フィルム・アワード、最優秀主演男優賞(浅野忠信)
ラス・パルマス・デ・グラン・カナリア国際映画祭、観客賞

『さようなら』(15年、企画/監督/脚本/プロデューサー)
原作:平田オリザ
出演:ブライアリー・ロング、ジェミノイドF、新井浩文、村田牧子、村上虹郎、木引優子
東京国際映画祭メインコンペティション部門選出
菊島隆三賞ノミネート(脚本)
マドリッド国際映画祭、ディアス・デ・シネ最優秀作品賞

『ほとりの朔子』(13年、監督/脚本/編集)
出演:二階堂ふみ、鶴田真由、太賀、古舘寛治、杉野希妃、大竹直
ナント三大陸映画祭、金の気球賞(グランプリ)、若い審査員賞
タリン・ブラックナイト映画祭、最優秀監督賞
フリブール国際映画祭 タレントテープアワード

中編『いなべ』(12年・監督/脚本/編集)
出演:松田洋昌、倉田あみ、伊藤優衣、井上みなみ、康光岐、ほんこん
氷見絆国際映画祭、最優秀地域映画賞・最優秀女優賞(倉田あみ)、最優秀男優賞(松田洋昌)

『歓待』(10年、監督/脚本/編集/プロデューサー)
出演:山内健司、杉野希妃、古舘寛治、兵藤公美、松田弘子、菅原直樹
東京国際映画祭、「日本映画・ある視点」部門作品賞
プチョン国際ファンタスティック映画祭、NATPAC賞(最優秀アジア映画賞)
ニューヨーク、New Directors/New Films2011選出。

短編『自転車と音楽』(09年・監督/脚本)
出演:鈴木琳太郎、川隅奈保子、もろとユーキ

『東京人間喜劇』(08年、監督/脚本/編集)※自主制作
出演:角舘玲奈、荻野友里、山本雅幸、根本江理子、古舘寛治、志賀廣太郎
ローマ国際映画祭、正式招待
パリシネマ映画祭、正式招待
シネ・ドライブ2010大賞

中編『ざくろ屋敷 バルザック「人間喜劇」より』(06年・中編アニメーション、監督/脚本/編集)
原作:オノレ・ド・バルザック
出演:志賀廣太郎、ひらたよーこ、堀夏子、山口ゆかり
KINOTAYO映画祭、ソレイユドール新人賞

中編『Home Sweet Home』(04年、監督/脚本/制作/撮影)※自主制作
出演者:望月淳、田中葵、三谷由美

短編『Alice in Caprices~奇想曲のアリス~』(04年、監督/脚本/制作/撮影)※自主制作
出演者:望月幸子・川口圭子・坂本頼光

『椅子』(02年、監督/脚本/製作/撮影/編集/音楽)※習作
出演:井上三奈子、森脇麻衣子、小林亮太、細原好雄、伴陽介、永井正子

テレビドラマ

『本気のしるし』(19年、企画/脚本(三谷伸太郎と共同)/演出)
原作;星里もちる 製作:メ〜テレ
出演:森崎ウィン・土村芳・宇野祥平・石橋けい・福永朱梨・忍成修吾・北村有起哉
日本民間放送連盟賞番組部門「テレビドラマ番組」優秀賞受賞

演出

アニメーション映画『めくらやなぎと眠る女』日本語版演出(監督:ピエール・フォルデス)
2024年7月26日劇場公開
日本語版キャスト:磯村勇斗、玄理、塚本晋也、古舘寛治、木竜麻生、川島鈴遥、梅谷祐成、岩瀬亮、内田慈、戸井勝海、平田満、柄本暁

書籍(単著)

小説『淵に立つ』(16年、ポプラ社)
小説『海を駆ける』(18年、文藝春秋)
小説『よこがお』(19年、角川書店)
新書『日本映画の「働き方改革」: 現場からの問題提起』(24年、平凡社)

書籍(寄稿)

「映画はどこにある インディペンデント映画の新しい波」(14年、フィルムアート社)
「小津安二郎大全」(19年、朝日新聞出版)
「渋谷実 巨匠に渋谷実して異端」(20年、水声社)
「映画監督、北野武。」(21年、フィルムアート社)
「14歳からの映画ガイド: 世界の見え方が変わる100本」(23年、河出書房新社)
「いま、映画をつくるということ 日本映画の担い手たちとの21の対話」(23年、フィルムアート社)

ラジオ

J-WAVE「TOKYO MORNING RADIO」(2020年6月4日放送)
J-WAVE「ROPPONGI PASSION PIT」(2020年6月6日放送)