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内田英治映画監督・脚本家

内田英治

ブラジル・リオデジャネイロ生まれ。「週刊プレイボーイ」記者を経て映画監督に。17年伊藤沙莉主演『獣道』がシッチェス国際映画祭など多くの海外映画祭で評価されたのち、NETFLIX「全裸監督」で監督・脚本を担当。その翌年20年に公開された『ミッドナイトスワン』は第44回日本アカデミー賞最優秀作品賞・最優秀主演男優賞 ほか9部門受賞。イタリア・ウディネ映画祭のコンペティション部門では観客が選出するゴールデン・マルベリー賞を受賞し、海外でも注目を集めるきっかけとなった。また本作の原作小説もベストセラーとなり、イタリア、韓国、台湾でも発売された。片山慎三監督とタッグを組んだ異色作『探偵マリコの生涯で一番悲惨な日』はブリュッセル国際ファンタスティック映画祭ホワイト・レイヴン・アワードを受賞。ポルト国際映画祭でも観客賞を受賞。『獣道』と合わせて世界三大ファンタスティック映画祭での上映となる。その後、22年には阿部寛主演『異動辞令は音楽隊!』が公開。翌年23年には北川景子主演 湊かなえ『落日』で原作ドラマに挑戦し、民放連賞テレビドラマ番組優秀賞を受賞した。24年には山田涼介・浜辺美波共演『サイレントラブ』がタイ50館をはじめアジア各国にて公開されるなど国外上映に力を入れ始める。つづく『マッチング』は興収9億円を超える大ヒットを記録。原作小説も10万部を超えるなど、オリジナルストーリーの可能性を広げる。ひとつのジャンルにとらわれず、オリジナルストーリーを用いた幅広い映画作りが特徴である。